近くて遠い春
2月23日
朝からの冷たい雨が午後には上がり、太陽が顔を出す。
自然の恵みの中で、太陽の光は暖かくてありがたい。
3月に封切られるという「ヘルプ」を一気に読む。1960年代のヘルプと呼ばれる黒人家政婦たちと雇い主である白人たちとの人種差別と心の交流を書いたもの。今から50年前に、歴然と存在した白人と黒人との間の人種差別。「分離して平等」といわれる差別問題。政府は平等を奨励しながら、南部の町では、黒人は白人の出入りする場所、レストランやスーパー、図書館などには立ち入れなかったという現実。平等と謳われながら、明らかに区別され差別されていた。家事のできない白人女性が、家事のプロでもある黒人のヘルプに「壁の染み抜きの方法」や「生ゴミの消臭法」、美味しい料理の作り方などを教わる箇所は具体的で興味深い。人種差別をありのままに受け入れざるを得ない人生の荒波に生きる黒人ヘルプの白人社会への鋭い観察力も興味深い。
最近は、取材が重なる。家事と快適な暮らしがやっつと結びつつある。日本人も暮らしの質を追求する時代に。
夜は、豚の角煮を作って保存。こうしておくと忙しくて時間が無いときでも少しでも食卓が潤う。食べたいとき、手作りの何かがあると心も豊か。寸暇を惜しんでできるときに何かをやる。これ、私流。
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